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終ノ空(1) - 水上行人の視点から見えるもの

serain98

ネタバレありのため、続きは追記にて!
『Kanon』が終わったので、先月秋葉に行った時に買った『終ノ空』を新たにプレイしています。本当は『Air』をやるべきですけど、まぁこう、箸休め的な感じで?(意味不明

しかし、それが全ての間違いであった……(壮大な前振り

と言うわけで、今回は第一の視点、水上君のシナリオです。今作はマルチビュー的なシナリオで、四人の主人公で同一の事件を扱っていきます。順番的に彼のシナリオは最初なので、導入編みたいな感じですね(ひぐらしで言う鬼隠し編みたいな感じ、ひぐらしやったことないけど)


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初っ端から飛ばす彼。こんな彼ですが、このゲーム内では唯一? の「普通の人」です(高校生の癖に哲学書とかに精通してる時点でアレですが……)


ゲームを初めてまず初めに気付くのは、システムの不自由さ。20年近く前の作品とは言え、強制フルスクリーン、バックログ機能なし。セーブ数も少なめと今現在から見るととても苦しい作り。自分の環境(Windows10 64bit)でも安定してプレイ出来るのがまだ幸いですが、今日のエロゲーに慣れ親しんだ方は、まずはこのシステム面が大きな足枷になると思います。

しかし、本作がエロゲー史に名を残す所以はシナリオの電波具合にあります。高島ざくろの自殺に始まるノストラダムスの終末論の蔓延。そして間宮卓司の豹変に次々に洗脳される学友に先生、集団での飛び降り自殺に「終ノ空」……カントやヴィトゲンシュタインの著作を巧みに引用したソリッドな文体、不穏な曲調のBGMと粗いながらも特徴的なグラフィック。これらの要素が合わさって、演出される不気味さは本当に恐ろしいです(実際自分はあまりの怖さにプレイしたその日は暗闇が怖くなりました……今でも少し怖い……エロシーン?あんなのは忘れろ!)


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シナリオ中長々と続く水上君のモノローグ。カントのアンチノミー論とかが結構全面に押し出されてて、読んでいて不安にはなるけれども読ませる文体だと思います。

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クラスメイト、そして学園の豹変に怯える幼馴染、若槻琴美。一番「普通」の存在であるが故に、一番悲惨な目に逢っている気がする。エロシーンも単体で見るとそれなりに良いんだけどなぁ……

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豹変した間宮君。「世界は20日で終わる」という彼の考えを水上君は批判しますが、豹変した彼の前にはなしのつぶてです。

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狂言回し的な役割を担う謎の存在、音無彩名。不気味な存在であるのには違わないのですが、独特の天然っぽい性格描写がこの作品の一種の清涼剤になっている感じもします。Kawaii。


導入編であるはずの水上君のシナリオでさえこの不気味さ加減なのだから、第二、第三、第四のシナリオは相当精神を消耗するんだろうなぁと思うとプレイする意欲も(SAN値も)萎えてきそうですが、シナリオ自体は面白いし短いので、どうにか週末に全て終わらせたい……( ;´Д`)


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水上君のシナリオは20日を迎える一分前に終了します。本当に世界は滅亡しないのか?それは……
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