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映画レビュー:『ドクター・ストレンジ』(2016年)

serain98

映画レビューの第四回目、作品はスコット・デリクソ監督の『ドクター・ストレンジ』です。
・ストーリー
絶望の果てに得た魔術の力で、彼は再び人々を救うことができるのか。
時間と空間の概念を超えた世界で繰り広げられるアクション超大作!

突然の事故で神の手を失った天才外科医ドクター・ストレンジ。彼を甦らせたのは──魔術。厳しい修行により魔術を習得した彼は、世界を滅亡から救うため“闇の魔術”との戦いに巻き込まれていく。だが、医者である彼に、敵の命を奪うことはできるのか?大いなる葛藤を抱えたまま、いまドクター・ストレンジの本当の戦いが始まる!(公式から引用)


・感想
前回の『アントマン』に引き続き、MCUです。『アントマン』と本作の間には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』があるのですが、本作は『アントマン』と同じく、ほぼ独立した作品(ラストで少しだけソーが出てくる程度)となっているので、上映順に観ずとも問題がない作品となっています。

本作で目を引く要素といえば、VFX(視覚効果)です。ドクター・ストレンジもあまり日本では馴染みのないキャラクターですが、マーベル・ユニバースでは最強レベルの魔術師です。本作はそんな彼や、味方であるエンシャント・ワン、そして敵であるゼロッツらの操る魔術を表現するためにVFXがふんだんに使われており、街並みが超立体化し、捻じれ、折りたたまれ、空中浮遊したり、天地がひっくり返ったりなどといった、超常的な現象が起こっている様を妥協することなく表現しています。もちろん現代ではVFXやCGは映画製作に不可欠でありますが、本作のVFXはまさに「圧巻」と表現する他ない、とても大規模なものとなっていて、ドクター・ストレンジや仲間たちがその中を駆け回るシーンなどは、まさしく現代映画でないと描き出せないものでしょう。もちろんVFXやCGは戦闘描写でも使われており、魔法陣やエルドリッチ・ライトを用いた格闘戦などで一役買っています。

キャスティングでは、当時エンシャント・ワンのキャストで「ホワイトウォッシングだ」と批判があったようですが、これは中々難しい問題ですね。中々海外の映画では根深い問題でもありますので……wただ、本作では神秘的な人物像を演出するのに一役買っていると思うので、個人的には特に違和感なく受け止められました。

主役のドクター・ストレンジを演じるベネディクト・カンバーバッチ氏は、「これぞ!」と言わんばかりのドクター・ストレンジにピッタリのルックスで、相変わらずマーベルはキャスティングが上手いなと思いました。面長な感じが本当に魔術師っぽいというか……わかりますかね?w

敵方であるゼロッツの中心人物カエシリウスを演じるのは、「北欧の至宝」でおなじみマッツ・ミケルセン氏。とはいえ、あまり印象に残る悪役ではありませんね……あっさりドクター・ストレンジとマントの共闘で猿轡噛ませられちゃうし、ラストはあまり戦うことなく暗黒世界に放逐されちゃうし。『アントマン』の悪役、ダレン・クロスもそんな感じでしたが、あまりヴィランのバックストーリーが詳細に語られることが無いせいで、いまいち影が薄いですね。時間の制約上、一作だけではどうしても焦点を当てきれないのは仕方のないことですが……

他にも、最後に悪堕ちしちゃう仲間モルド(修行してた割にはメンタル弱すぎない?)とか、いくら元天才外科医で才能があるからといってドクター・ストレンジのレベルアップっぷりが半端じゃないところ(これも上述した時間の制約だとは思いますが、月日が流れていたとしても、もう少し修行描写を入れても良かったと思います)とか、ツッコミどころは多少ありますが、全体的にはとても良い映画だったと思います。派手なVFXが観たい方はおすすめです。
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