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映画レビュー:『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)

serain98

映画レビューの第五回目、作品はルッソ兄弟監督の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』です。
・ストーリー
人類の平和を守るためのアベンジャーズによる戦いは、全世界に拡大。
多くを救う反面、その人的・物的被害は膨大なものになり、ついにアベンジャーズは国際的な政府組織の管理下に置かれる事態に。
一般市民を危険にさらしたという、罪の意識を持つアイアンマンことトニー・スタークと自らの行動は自らが決めるべきという信念のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、それに強く反発する。
彼らの対立が生み出す一触即発の緊張の中、壮絶なテロ事件が発生。
犯人として、キャプテン・アメリカのかつての親友ウィンター・ソルジャーことバッキーが指名手配された。
“過去”を共にした無二の親友か、未来を共にするはずのアイアンマンら仲間との友情か。
ふたつの絆で揺れるキャプテン・アメリカの決断は、最強チーム<アベンジャーズ>を二つに引き裂く“禁断の戦い”を告げるものとなるのだった… (公式から引用)


・感想
前回前々回に引き続きまたまたMCU作品ですwやっぱりシリーズものは続けて観ちゃいますねー、もうそろそろ他の映画も観たいと思います。

さて、原作の『シビル・ウォー』と言えば、マーベル作品のヒーローたちが「スーパーヒューマン登録法」という、まぁ「お前たち危なすぎるから管理すっかんな!」という法律の制定を巡って二分する一大クロスオーバーイベントで、その後のマーベル世界に大きな影響を及ぼし、タイインタイトル(『シビル・ウォー』と絡めて作られた各ヒーローの個人誌)もかなりの数作られた、とても大きなイベントであり作品でした。

対して映画版ですと、各陣営のリーダーはアイアンマンとキャプテン・アメリカと原作通りであり、「お前たち危なすぎるから管理すっかんな!」という展開は同じですが、いかんせんヒーロー数が原作とは比べ物にならないほど少ないので、単なる内輪揉め的な側面が強くなってしまっている気がします。

後、アイアンマンとキャプテン・アメリカ双方に話し合う気がなさすぎなのもなんかちょっとなぁ……という気がします。お互いの頑固な面が悪目立ちしすぎてしまったというか。ウィンター・ソルジャー(バッキー)にあまりにも肩入れしすぎるキャプテン・アメリカ(結果的にはそれが正解だったわけですが)もそうですが、自分たちのせいで被害を被った人の存在に気づいた瞬間「やっぱ俺たち強すぎるわ!管理されなきゃ!」と独断専行してしまうアイアンマンもどうなんだって感じで。

原作ではサシで話し合ったりした末での戦いなので、もうちょっとお互い歩み寄る姿勢とかがあればよかったのかなぁと思います。まぁ、そんな人間臭いところもマーベルヒーローたちの魅力といえばそうなのですが。今回はタイトル名に「キャプテン・アメリカ」と銘打たれている通り、キャプテン・アメリカがアベンジャーズから一旦離れるための動機づけとしての作品という印象が強くて、作品としては本来の原作版『シビル・ウォー』ほどの深さに至れていないと思います。

しかし、そんなオタク臭い原作との比較を脇にどければ、本作はヒーロー同士のスケールの大きい戦いを見事に演出・描写することには成功していると思います。特にスパイダーマンが新たに加わった事によって、アイアンマンとはまた違う縦横無尽な動きが、カメラに今までにはなかった新しい動きを生み出していると思います。ブラックパンサーのカーチェイス追跡シーンもよかったですし。シリーズ作品として観る分には文句なしの作品だと思います(ただ『シビル・ウォー』という冠には合わなかっただけで)
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